・見積書展開

 ではここで、参考として、見積書の一部を例として展開して見ましょう。
塗装するものは外壁で、
面積は150u

塗装する塗料はNAD型ウレタン樹脂塗料
工法は刷毛及びローラー工法
足場代金・下地調整費等は別途費用
(材料代等、メーカーの希望販売価格での見積りですから、実際より割高の金額積算です。)

材料名 面積 塗布量
(2回塗り)
材料使用量
(面積×塗布量)
材料必要数量
(使用料÷荷姿)
金額
(必要量×材料単価)
NADウレタン 150u 0.3kg/u 45kg 3缶(15kg) 60.000円
シンナー 150u 0.12k/u 18kg 2缶(15kg) 6.000円
刷毛 - - - 2本 6.000円
ローラー - - - 2組 2.000円
養生ビニール - - - 1本 2.000円
養生テープ - - - 5巻 2.000円
下げ缶等 - - - 2ケ 2.000円
- - - - 80.000円

工賃
150uの壁を塗装するのに職人が3人で、3日間かかるとして、一人手間代2万円と仮定。
3人×3日間×2万円=18万円
(ただしこれは、かなり塗装しやすい現場の場合の仮定です。)

利益
材料代8万円と工賃18万円をたしたものに1割の利益率をかけると仮定。
8万円+18万円=26万円。26万円×1割=2万6千円

単価
材料代と工賃と利益をたしたものを150uで割ると、単価がでてきます
8万円+18万円+2万6千円=28万6千円。 28万6千円÷150u=1千9百6円

と言う事で、この場合約、1.900円の単価となりました。

※この単価はあくまでも見積り展開用の参考額です。建物形状や数量によりかなりの違いが出てきます。又、材料代も実務とは違いますので、この金額をそのまま見積り金額にあてはめないようにご注意下さい。

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